ヨシキングさんの自然農1日講座

自然農

自給自足を目指して家庭菜園を始めて約2年半。

今まで、自然栽培農家さんや家庭菜園の先輩からのお話を参考に、自己流で自然農(のつもりでした笑)をしていました。

刈った草をかぶせて、種をまいていれば、いつかは良い土ができて、お野菜もたくさん収穫できるようになるだろうと思っていましたが、甘かった。。。

畑を貸してくれている義父が、はじめは畑を耕して化成肥料をまいてくれたので、野菜が育ちましたが、
畑に行けない日が続いた現在はというと、草ボーボーで、
土は晴れるとカッチカチ、雨が降るとビチャビチャ。

現在は、毎朝1時間の作業でできるお野菜を育ててみようと、ムクナ豆の種を植えています。

そんな中、パーマカルチャー仲間のゆみさんが主催してくださった
ヨシキングさんの自然農講座とご縁があり、自然農講座に参加してきました✨

今まで試行錯誤でやってきて、それも大事な経験ではありましたが、やっぱり専門家から習うのが一番の近道ですね~!!
目から鱗が落ちっぱなしで、基本的な自然農の考え方や方法を学ぶことができました。

ヨシキングさん

タネをまく旅人(自然農)×木を植える木工家、パーマカルチャーデザイナーのよしきさん。

まだまだ若いですが、いろんな経験をされていて農業にとても詳しい。
イケメンでした✨
オープンよしきという考え方が面白くて、講座でのお話や資料はすべて自由に使っていいよ!
という超オープンな方でした^^
農業の楽しさを、みんなにも知ってほしくて、全国各地で様々な講座をされています♪

野外実習

台風接近で雨が降りそうだったので、先に畑の観察をしました。

畑を観察して気づいたことは、私の畑と比べると、ハエや蚊が少なく、土も雑草も柔らかいということでした。
ですが、ヨシキングさんが実際にスコップをさしてみると、力を入れて掘れたのは20㎝ぐらい。
この畑の土は、固い方だそうです。

自然農ができる良い土の条件

良い土の条件1つ目は、柔らかさ

土には、心土層(これ以上は掘れない固い層)と耕作層(だったかな?野菜を育てられる層)があって、
自然農をするには、スコップをさして簡単に掘れる耕作層が30㎝は必要だそうです。

ヨシキングさんの畑の土も触らせてもらいました。
ふかふかの腐葉土で、食べても全然嫌な感じがしませんでした。

いい土は、味がしなかったり、甘かったりするそうで、
化成肥料の入った土は、臭かったり酸っぱかったりするそうです。

うちの畑の土は、ちょっと食べたくないです(笑)

ヨシキングさんの畑の土

2つ目の条件は、水分量

土でこよりを作ってみて、

細長いこよりを作れる土は、水分の量がちょうど良いそうです。
太いこよりができる土は、水分が多い粘土質で水はけが悪いそうです。
こよりがつくれない土は、水分がすくない砂質だそうです。

3つ目は、空気が多い

穴を掘っていくと、いろんな虫が出てくるのが良い土
うちの畑のようにハエや蚊が多いのは、土の水はけがわるく、土の中の空気がすくないからだそうです。太いミミズも水はけが悪い証拠とのことです。

なので、畝を高くして、固い土は耕した方がよいそうです。
耕さない方が、より自然状態で良いと思っていたのですが、水はけを良くして空気を入れるという目的でで、良い土ができるまでは耕した方がいいということに納得しました。

土を耕す以外にも、緑肥という方法があって、
作物を植えることで、その作物が深く根を張って畑を耕し、土の中に空気を運んでくれるそうです。
イネ科の作物が適していて、地上の作物と同じ長さの根をはるそうです👀!

沖縄では年中バナナが育つので、バナナでも良いそうですが、根が浅いそうです。

自然農に適した畑の環境

1つ目は、温度

菌ちゃんがいっぱいの土にするには、温度が大事。
でも沖縄は暑くて温度が上がりすぎて、菌が活動できないそうです。
なので、常緑樹を植えて、木陰を作ると良いそうです。

2つ目は、風通し
作物にとってはそよ風が快適だそうです。

風が通らないと、カビが発生してしまいます。
野菜の病気の原因のほとんどがカビ。
カビが発生しないようにするにはそよ風が吹くように、周りの草を刈って、太陽の光が作物に当たるようにすると良いそうです。

逆に、風が強すぎると、茎が太く固くなってしまいます。
通り道の草は20㎝ぐらいの高さと言われていますが、そよ風を意識して、刈る高さを調整すると良いようです。
畑の環境(風、太陽、土、水)や、野菜の様子をよく観察することが大事だと学びました。

草の刈り方

畝の草は、のこぎり鎌で削り刈り
鎌の刃先を土の中に入れて、根っこから切るように刈っていました。

畝には草を生やさないように削り刈りをして、生きた根っこは無い方がよいそうです。

通り道の草は、基本的には20㎝ぐらいの高さに刈って、刈った草は畝にかぶせていくとよいそうです。

感想とまとめ

自己流で家庭菜園をしていて疑問だったことや、迷いながらやっていたことを教えてもらったり、農の基本的なことを学べて、初心者の私にはとても学びと氣づきの多い講座でした。

午後の座学は残念ながら参加できなかったので、また次の機会にお聴きしたいです!

👇実技講座のまとめ👇

自然農に適した畑の条件

  • 柔らかい土    (スコップで軽く30㎝掘ることができる✔)
  • 適度な水分量の土 (土で細長いこよりを作ることができる✔)
  • 空気が多い土    →→→耕したり、緑肥を植える。
  • 菌ちゃんが活動できる温度→暑い沖縄では、常緑樹を植えて木陰をつくる。
  • そよ風       →→→通り道の雑草の高さを調整する。

台風の後、まだ畑に行くことができていないので、早く畑に行って、まずは畑を観察!
野菜や虫たちが氣持ち良く育つ環境をつくりたいです✨

主催者のゆみさん、ヨシキングさん、ありがとうございました^^

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