伊敷ふみかの物語

想像以上に辛かった結婚・子育て生活

小学校教員として働き始めて3年目。

新米教師として忙しい教員生活を送っていた中、夫と出会い、自分でも驚くほど予想外のスピード結婚をしました。

理由あって別居での結婚生活がスタート。

妊娠中、夫と一緒にいられないことに対する不安、一人でお産の準備をする寂しさ、出産後の暮らしへの不安で辛かったです。

無事出産、自宅で産後1か月を過ごした後、夫との同居生活がはじまりました。

しかし、当時、新事業を始めたばかりだった夫は、仕事から帰るのは夜中、朝は仕事の時間ギリギリに起きて出勤するという生活だったので、

子育てはいわゆるワンオペで、孤独を感じながら日々暮らしていました。

長男が泣いていても抱っこしない夫。

長男の寝かしつけで歌を歌っていると静かにしてくれと言われたり。

一緒に外出して帰宅しても、1人で長男と荷物を抱えて4階まで上がったり。

お互いのことをよく知らないまま、関係が全く構築されていない状態で結婚した私たち。

初めての子育てで寝かしつけに抱っこしっぱなしで手は痛いし、授乳でおっぱいも痛いしで

助けて欲しいのに、

家事育児が大変だということも、手伝ってほしいということも言えずに、1人で抱え込んでしまっていました。

振り返ると今までの人生で最も辛い時期でした。

助産院での講座に参加~新しい世界が見えてくる

この状態をなんとかしたいと出会ったのが助産院「知念さんち」でした。

ママと赤ちゃんの体にやさしい抱っこの仕方、授乳の仕方、赤ちゃんとのスキンシップについての講座に参加する中で、長男が私を笑顔にするために、私を選んで生まれてきてくれたというメッセージをもらいました。

嬉しくて涙が出ました。

長男が生まれてからずっと、こんなはずじゃなかった、なんでこんな結婚生活を送ることになってしまったんだろう、と思っていたからです。

私と夫を選んで生まれてきたことに幸せを感じ、夫との関係を明るく前向きにとらえることができるようになりました。

抱っこと授乳が楽になり、布おむつやオムツなし育児に挑戦したことをきっかけに、長男を観察するようになったことで、面倒くさい子育てが、楽しくやりがいのある時間になりました。

長男が半年の時。
ワクチンについてのある一冊の本に出会いました。

当時の私は、ワクチンは赤ちゃんにとっては通過儀礼のようなもので、注射を打ってもらって強くなるものなのだと、少しも疑っていなかったので、

それが当たり前ではなく、

ワクチンは選択してもいいということ、
メリットもデメリットもあるということ、
経済優先の世界が背景にあるということ

を知り衝撃をうけました。

私が今まで見ていた世界がガラガラと崩れ、今まで見えていなかった世界(情報)が見えてくるようになり、

これからの時代をどう生きていけばよいか、どう子育てしていけばよいかを考えるようになりました。

情報を集めすぎて混乱

それから、子育てについて、食と健康について、医療についてなど、あらゆる情報を集めるようになりました。

しかし、調べれば調べるほど真偽のわからない情報、真逆の情報が入ってきて、何を信じていいのか分からず混乱するようになってしまいました。

食べものに関しては、添加物や白糖、輸入小麦、農薬・化学肥料を使ったお野菜など、体に有害と言われるものを片っ端から排除する生活。

西洋医学に対する嫌悪感。

なぜ命を優先にしないのか、大切にしないのか、経済優先の社会構造に憤りを感じていました。

そんな自分と、家族や周囲の人々とのギャップを感じ、他者と本音で話をすることができなくなってしまいました。

長男の子育てをしながらの職場復帰

そんな中、長男が1歳8ヶ月の時に職場復帰しました。


まだまだ新米教師の私は教師としての経験が少ないため、毎回の授業や学級経営の準備のために、帰宅後や朝の出勤前、土日の時間を使わなければなりませんでした。

長男が起きる前に出勤し、ほぼ毎日残業で帰りは夜8時頃。

母に長男のお迎えとお夕飯をお願いして、仕事後に実家に帰ってご飯を食べ、長男を連れて家に帰って寝る。

そしてまた朝4時に起きて授業の準備をして出勤するという暮らしでした。

終わらない仕事に家族で過ごしている時も1日中仕事のことを考えながら、焦りを感じてていました。

夜も寝坊しないかどうか心配で何度も起きたりと、、、常に緊張状態でした。

パーマカルチャーとの出会い

次男の産休に入って1か月間、何もやる気が起きず、だらだら寝て過ごしたのを機に、

「私の暮らしはこのままでいいのか。私は何のために働いているのだろうか。」

と考えるようになりました。そんな時に出会ったのがパーマカルチャーという生き方・暮らし方でした。

パーマカルチャーとは、持続可能な生き方・暮らし方という意味です。

私の暮らしはもはや持続不可能でした。

「家族との時間をもっと大切にしたい、暮らしを丁寧に味わいながら生きていきたい。」

「教師の仕事を辞めようか。でも今と同じくらいの収入が得られるようなことが自分にできるのか不安。」

そんな悩みを繰り返している時に出会ったのが、パーマカルチャー研究所の三栗ゆうきさんが提唱する「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」という生き方でした。

「暮らしの中で遊び働き学ぶ」

暮らしに必要なものを自分で作って支出を減らし、好きなことで収入を得て生きる。

自然のリズムに合わせた暮らしが理想の暮らしになりました。

それから、家庭菜園を始めたり、ダンボールコンポストを始めたり、太陽光発電を始めて冷蔵庫なしの生活を始めたり、衣服や暮らしに必要なものを作ったり、、、

つくる暮らしが始まりました。

自分の好きなことは、料理や暮らしに必要なものを作ることだということが分かり、その好きなことを志事にして生きていこうと考えるようになりました。

今と将来の生活に対するお金の心配がなくなり、暮らしと子育てを味わいながら楽しんで暮らすことができるようにもなりました。

未来食つぶつぶとの出会い

自給自足の暮らしの豊かさを味わいながら楽しんでいたものの、つくる暮らしは、買う暮らし・便利な暮らしと比べて時間がかかります。

朝起きて、畑に行って、朝ごはんを作って、掃除・洗濯をして、子どもたちと遊んで、またご飯を作って、暮らしに必要なものを作って、またご飯を作って、、、

特に、ご飯を作って子どもたちと一緒に食べる時間が一日の中で多くの時間を占めていました。

子育てしながらでも、手料理しながらも、もっと好きなこと、やりたいことをする時間を増やせないか。

それを解決してくれたのが未来食つぶつぶでした。

私の体に合う食べ物は何なのか、ずっと求めていた答えもそこにありました。

何をどう料理して食べれば良いのかが分かったので、食について悩む時間が無くなり、何を食べようか考える時間、料理をする時間が劇的に減って、自分の時間、人生を楽しむ時間が増えました。

自給自足の暮らしを目指して実践するも、1人でできることに限界を感じる

パーマカルチャーに出会って、穏やかに楽しく理想の暮らしができるように、

未来食つぶつぶに出会って、軽やかに楽しく好きなことに時間を使えるようになりましたが、

やはり1人でできることには限界があります。

一緒に生活をしている夫は、便利さや効率性が大好き。

服はワンシーズンで捨てて新しい物を買うし、毎日1本ペットボトルの炭酸水を飲むなどなど、
節約のせの字もありませんw

ザ・買う暮らしの代表選手です。

食の好みも違うので、私が作ったつぶつぶ料理を不思議そうに見るばかりで、一緒に食事をすることは週に一度あるかないかぐらい。

夫と共存可能な範囲で自給自足の暮らしを目指したり、つぶつぶ料理を楽しんでいましたが、でもやっぱりなんだか寂しい。

少しずつでもお互いに歩み寄って、同じ方向を向いて暮らしていけたらいいなと思っていました。

価値観が真逆の夫に向き合うことを決意!自分の気持ちを伝える

時間が経てばいつかは解決するだろうと、他のことに目を向けてごまかして、夫と向き合うことから逃げてきていましたが、

日々、子どもたちと楽しく穏やかに暮らしていても、一緒に暮らしている夫とのやりとりや、夫の行動にモヤモヤイライラを感じて、落ち込んだり悩んだり。

でも、子ども時代の経験と、夫とのこれまでのやりとりの経験から、こうして欲しいとお願いしてもやってもらえないんじゃないか、こうしたいと言っても否定されるんじゃないかと、、、

拒否されたり、嫌われるのが怖くて、自分の気持ちを伝えたり、お願いすることができずにいました。

それが身体の不調として出てくるようになった時、

夫との関係改善が私にとって超重要課題だということ、
どんなに他のことを楽しんでいても、ここを解決しなければ、この先前には進めない、

ということに気づきました。

そんな時に自分の氣持ち、本音を伝える機会がやってきました。

長男の小学校として、どの学校を選ぶかという話し合いです。

子どもたちの直感を育み、子どもたちが好きなこと(使命)を見つける根幹を育てる教育理念と教育環境に共感し、また、長男の心身の健康のためにシュタイナー学園に入学させたい私。

公立の学校でいろんな子どもたち、たくさんの同級生の中でもまれて、たくましく育ってほしい夫。

いつもは、一度反対されると、そこで私が折れるのですが、

長男のこと、特に私がこれだけは!とこだわってきた健康に関わることなので、どうしても理解してほしい。

ここを理解してもらえなければ、この先一緒には生きていけないだろうと思い、もう一度話をしてみることにしました。

公立小学校に行くメリット・デメリット、学園に行くメリット・デメリットの両方を伝え、長男の健康のために学園に行かせたいと伝えました。

それでも意見は一致せず。

その時に、今までずっと言いたかったけれど言えなかった、

「最近、一緒にご飯を食べたり、一緒に子育てをするようになって、とても嬉しかった」
「これからも一緒に子育てしていきたい」

ということを伝えた上で、

「長男が生まれてからずっと子育てしてきたのは私だから、学校は私が決めます。ここまで話して理解してもらえなかったら私が1人で育てます」

と離婚覚悟で言い放って、話は終了。

その後、一夜明けて、朝起きてきた夫は、

「そこまで○○(長男)のことを考えているとは思わなかった。シュタイナー学園でいいよ」

と言ってくれました。
(でも俺は最低限でしか関わらないよとも言われましたけどねw)

無事に長男がシュタイナー学園に通い始めた今は、学園の先生方や保護者の穏やかで温かい雰囲気、子どもたちへの熱い想いを受け取り、感動してくれています。

自分の思い、感情をそのまま夫にぶつけて伝えることができたということ。
お互い向き合って気持ちを伝え合うことができたということ。

その日から、今では気軽に「こうしてほしい、こうしたい」とお願いしたり、伝えることができるようになりました。

1年中仕事ばかりで子供たちと遊ぶことがなかったのですが、週に1日お休みをとって子どもたちと遊ぶようになりました。

洗濯物干しや食器洗いができずに力尽きて寝てしまった時には、朝起きると夫がやってくれているようにもなりました。

自分の時間を作るために、子どもたちを任せることもできるようになりました。

1泊2日で料理教室に行くことができるようにもなりました。

朝ご飯の準備をしていると、三男を抱っこしてくれたり、子どもたちの保育園の準備をしてくれるようにもなりました。

車で45分かかる学園に通いやすくなるようにと、学園の近くに畑付きの古民家を探しに行こうと言ってくれた時は、ものすごく嬉しかったです。

一緒に食事をするようにもなり、つぶつぶ料理を美味しいねと言って食べてくれるようにもなりました。

悩みが無くなり、穏やかに楽しく暮らすことができるように

助産師さんとの出会い、パーマカルチャーとの出会い、未来食つぶつぶとの出会い、夫に対して自分の気持ちを伝えることができた経験を通して、
子育て、暮らし、食、パートナーシップに関する悩み、モヤモヤがなくなり、穏やかに明るく楽しく暮らすことができるようになりました。

「未来食つぶつぶ」、「つくる暮らし」で穏やかに楽しく暮らす良さを伝えたい

人生のどん底だった結婚当初の私が、穏やかに楽しく暮らすことができるようになったように、

つくる暮らしの心地よさ、

穏やかに楽しく子育てする知恵、

暮らしも子育ても楽になるつぶつぶ食術、

0からつくる夫婦のパートナーシップ

について伝えたい。

穏やかに楽しく、イキイキ・キラキラ・ワクワクと生きる女性、仲間を増やしたい

未来に向けて、子どもたちが手に取るものが安心・安全な食の環境を作りたい

と思っています。

つくる暮らしを楽しみながら、

自宅で料理教室を開催すること、
女性が穏やかに楽しく生きるコミュニティを創ること、
オーガニック給食を実現すること、

これが今の私の夢であり目標です。

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